身障者ポニーの会は障害をお持ちの方のご家族が立ち上げた法人だということを聞き興味を持ちましたが、決め手となったのは理事長をはじめ職員のみなさんの人柄です。みなさんが朗らかで楽しそうに働いているのが印象的でした。それは職員だけでなく、利用者のみなさんと一緒に作っている身障者ポニーの会の雰囲気なのです。私もその一員になれていることが嬉しいです。

今は相談支援専門員をしています。ご本人、ご家族の「こんな風に生活したい」という希望を叶えるために一緒に考えていくことが主な仕事です。面談などを通して、ご本人やご家族の希望は何か、困っていることは何かを見つけ、希望を叶えるため、困っていることを解消するために、福祉サービスを組み立てたり、環境の調整をしたりしています。

ご本人の夢が叶ったときです！夢というと大きなものばかりを想像してしまいがちですが、そうではなくて新発売のお菓子が食べたい、好きなキャラクターのぬいぐるみが欲しい、など身近なことでも障害をお持ちの方にとっては実現することがとても難しい、ということがたくさんあります。ご家族や関係機関の人たちに手伝ってもらいながら、夢を実現していく姿を一番近くで見守り、応援できることは支援員の特権ですね！またほんの少しでもそのお手伝いができたら嬉しいです。

もちろんうまくいかないことがたくさんあります。ご本人やご家族の気持ちを適切に理解し、受け止めることができなかったと感じることもたくさんあります。「私じゃない人が支援をしていたらこんな結果にならなかったのではないか」と思うこともあります。考えていると、「もっとこうした方がよかったのかな」「こうしていれば…」という後悔がどんどん沸いてきます。でも、その後悔を行動に移して乗り越えます。「こうすればよかった」はこれからやればいいのです！今からでは遅い、ということはありません。

利用者さんやご家族と過ごして、利用者さんについてひとつでも多くのことを知っていきたいです。ご本人と共有できることをひとつでも多く集めたいです。ご本人の好きなこと、大切にしていることや物は何かを知りたいですし、それを私も一緒に好きになり大切にしたいです。

利用者のみなさんと過ごす毎日はとても楽しく充実しています。利用者さんも職員もいろいろな人がいて、面白いことがたくさんあります。人と関わることは、悩みも生まれますが、悩む時間もまたかけがえのないものだと思えます。 身障者ポニーの会は温かくとても働きやすい職場です。小さい子供を育てながら働いている人もたくさんいます。 また仕事で経験したことだけでなく、家事や子育てなどの日々の生活の中で経験したことが仕事に活かせると感じることも多いです。あなたのこれまでの人生を利用者さんのために活かせるとしたら、それはすごく素敵なことですね。

転職先を探している際にポニーの会を知りました。当時、周辺地域には福祉施設が多く立ち上がっており、選択肢はありましたが、ポニーの会は設立から20年以上経っており、その地域にしっかりと根づいた施設で長く運営している点に安心感がありました。施設見学をすると利用している方々が活き活きとした表情で活動し、職員の方々からも丁寧な印象を受けた事が選んだ決め手となりました。

令和6年4月に入職してからポニーの家生活介護で生活支援員として働いています。私が多く参加している「未来工房」という活動班では基本的に午前中は企業から頂いた受注作業を行い、午後は曜日によって受注作業の続きや全体での音楽活動、運動、フラワーアレンジメントの参加や班単位での創作活動、学習活動、班合同でのおやつ調理などを行っています。受注作業では所属している利用者様全員が主体的に作業に関われるように作業工程を細分化し、取り組めることが増える様にサポートしています。受注作業以外の活動では利用者様がリフレッシュし、様々な経験を前向きに積み重ねられる様に事前に準備し、楽しめる事を心がけて活動を提供しています。その他にも施設内のペットボトルや段ボールを回収して処分する活動や近隣のウォーキング、ドライブや公園散策も行っています。受注作業や施設の外に出ての活動は地域社会との繋がりを意識して取り組んでいます。 また、週に1度グループホームでの宿直勤務があり、その際は入浴・食事介助等を行っています。日中の支援とはまた違い、利用者様が安心して暮らせる家を意識して支援をしています。

やりがいを感じるのは利用者様と接していく中でその方を知り、その方の変化に気付けるようになったことです。利用者様の事を自分事のように考えられるようになるとその方の抱えている課題や目標、出来なかった事を解決するにはどうしたらいいのかを考え、取り組み、少しでも解決に向けて前進できる事はその方の人生を豊かにする事に繋がると思っているのでとてもやりがいを感じ、嬉しく思います。利用者様と関わる中で私の名前を呼び、利用者様から話しかけて下さることは私に興味を持ってくれているのかなと感じるのでそれだけでもこの仕事をしていて嬉しく思えます。

利用者様個々の障害特性や行動について知識や把握できていない部分があると「何を伝えたいのかな」「どうしてほしいのかな」「どうしたらいいのかな」と分からないことがあり、結果的に利用者様にも不利益を与えてしまうため、利用者様を理解することは慣れていないと大変でした。良かれと思ってしたことが余計な事だったり、設定した支援が上手く機能しなかったり、利用者様個々に合わせた適切な対応が出来ていなかったりと対人支援の難しさに苦労しました。上司や一緒に働く同僚に相談して利用者様個々の障害特性や対応方法、過去や生育歴について学ばせて頂いたり、上司や同僚の支援方法を見て真似て見たりと工夫してみました。学びや真似ですぐに解決することはありませんが少しずつ関係性を構築しながら乗り越えました。

転職して日も浅く、今は教えていただくことが多いので今できる事を真摯に取り組みたいと思います。また、年数を重ねて学んだことや経験したことを他の方に伝えられるようになり、私自身現状に満足せず、常に学びを深めて、利用者様に寄り添い、成長してポニーの会に貢献できる職員になりたいと思います。

応募に際し、特に福祉の仕事が未経験だと不安がある方も多いと思います。ポニーの会は頼りになる先輩職員ばかりですので、働き始めたら不安なこともその都度相談して解決できる職場だと私自身が感じています。働くイメージや福祉の現場が想像できない方はぜひ一度見学に来て下さればイメージも付きやすくなると思いますので少しでも福祉の仕事に興味や誰かの助けになりたいという思いがありましたらご連絡いただければ幸いです。同じ思いを持つ方と一緒に働けることを楽しみにしています。